タスク管理の方法
12月から新しいプロジェクトに配属になった。
リーダーという役割なのでチームのタスクや各タスクの進捗状況を適時把握していく必要がある。今回、私はプロジェクトのタスク管理ツールに「TracLightning」を導入した。
■参考リンク
前回のプロジェクトで、リーダーである私の他、協力会社メンバー3人のタスク管理を「Trac」で行い、その便利さを体感したからだ。
だが、この「Trac」の導入について上司であるプロジェクトリーダ(以下、PL)から「このツールで管理するな。」と言われてしまった。
導入の根拠とメリット、このツールでは対応できない範囲について、つまり課題を把握した上で導入したことを説明をしたがPLの意見を変えることはできなかった。
彼の言う意見を整理してみると以下のようになる。
中止させる根拠
導入に関する批判
- 運用ガイドラインは作っているのか?
- いつまでに作るのか?それをプロジェクトの費用で作る気か?(作るなら家で作れ)
- おまえが(このツールが)面白そうだ、と思って遊んでいるだけではないのか。
彼の結論はこうだ。
結論
プロジェクト管理をするためには3つのドキュメントがあればよい。
- 課題管理表
- 問い合わせ表
- EVMスケジュール(≒ガントチャート)
これまでの経験の中で、PLの性格が「自分の言う通りに部下が行動しないと気が済まない」気質であることがわかっている。なので、「わかりました。運用を中止します。」と言って(表向き)引き下がるのが賢明なのだが、終電間際だというのに30分近くも「Trac導入の是非」について口論してしまった。
そういうPL自身が管理するプロジェクトで、「情報共有されない、仕様変更の経緯が不明、他人の作業が見えない、タスクの実施が漏れる」など問題が頻発しているからだ。つまり、彼の言う3つのドキュメントだけでプロジェクトは回らない。それを訴えたかった。
しかし、正論を強弁したり、議論をすり替えたり、一向に議論ができない。
こういう上司とは本当に仕事がやりにくい…。
さて、Tracを導入するにあたってはOマネージャーの指摘するようにいくつか考えなければならないことがある。
1については早急に対応する必要がある。前回Tracを使った時は少人数だったため口頭での運用説明のみで、それを資料化していなかった。特に、2に関係するが、顧客提示用の課題管理表とTracで管理するタスクの住み分けを明確にしておく必要があるだろう。