クラウドを理解する上でのキーワード

CAP定理

http://el.jibun.atmarkit.co.jp/forest1040/2009/06/caporacle-rac12.html

CAP定理とは、以下の3つを同時には満たせないという定理です。


C:Consistency(データの一貫性)
  データの更新後、ほかからそのデータを参照した場合、必ず更新後のデータが参照できることを保証すること。
A:Availability (システムの可用性)
  どのような状態であっても、データの参照が可能であること。例えば、ロック待ちにならない。
P:Tolerance to network Partitions (ネットワーク分断への耐性)
  データが複数のサーバに分散されており、1つのサーバに障害が発生し、データが破損した場合でも、別サーバのレプリケーションにより、データが参照可能であること。


クラウド環境では、今回説明するCAP定理により、システム全体としてACIDを完全に満たすことは難しいため、BASEという考え方でシステム設計を行います。

BASEトランザクション

http://labo.mamezou.com/special/sp_001/sp_001_005.html

Basically Available(基本的に利用可能)
Soft-state(柔らかい状態)

Eventual consistency (最終的な一貫性)


これは、可用性が最重要視され、緩い状態を基本として、最終的に一貫性が取れる、という事を意味しているようです。